- LeaDの取り組み - 「子どもの権利条約」をご存知でしょうか。 これは、「すべての子どもたちが、安全な環境で、安心して、自分に自信を持って生活できる権利を守るために定められた国際的な合意」です。どの国に生まれたとしても、子どもたちは差別されることなく、戦争や貧困、疾病などの脅威から守られ、質の高い教育を受ける権利を有しています。 しかし、私たちLeaDのメンバーがこれまで現場で見てきたのは、この「当たり前」の権利が多くの地域で守られていない現実です。ルワンダをはじめとする貧困や紛争の影響を受けた地域だけでなく、日本国内においても、子どもたちの権利が十分に守られていないケースは少なくありません。 私たちLeaDは、「学びこそが成長・発展の礎である」という信念のもと、国内外の子どもたちが健やかに成長できる社会を実現するために活動します。まずは、私たちが専門家あるいはJICA海外協力隊(青年海外協力隊)としてこれまで関わってきたルワンダで、その後の子どもの成長・発達にとって重要な就学前教育を支援する活動を行います。 教育や食育等のECD支援を通じて、私たちはすべての子どもたちがその可能性を最大限に発揮できる未来を創りたいと考えています。世界のどこであろうとも、すべての子どもが安全に、安心して、成長できる社会の実現を目指して、LeaDは皆様と共に歩んでいきます。 ![]() LeaDの取り組む「ECD」について ECD(Early Childhood Development)には、多様な定義が存在します。 一般的には、受胎・妊娠から初等教育就学前の子どもの発達を総合的に捉える概念ですが、主に教育(ECE:Early Childhood Education)、栄養、母子保健、衛生、保護等が構成領域として挙げられ、子どもだけでなく、母体、保護者、家庭、時にはコミュニティ等の関係する領域を包括した統合的な概念です。 ECDは、その子の将来を左右する基盤を形成する時期となるため、支援の重要性が注目されています。 LeaDでは、教育(ECE)を中心に栄養、母子保健、保護者からECDを捉えて考え、総合的な支援を考えます。 ECEは、就学前教育つまり日本で言う幼児教育・保育にあたります。子どもの学習の質向上のために、様々な支援が必要です。 栄養、母子保健は、健やかな成長に必要なものを十分に受けられるだけでなく、その知識や実践への支援も重要です。 保護者支援では、ECDに関する知識を身に付けるだけでなく、生計向上によって生活の質を持続的に保っていくことが重要です。 LeaDは、国内では人々と協力して、子どもを中心に様々な活動を通してECDを支援し、 海外では現地の主体性を重視し、ECDセンター等を中心にコミュニティの協力を得ながら、総合的なECD支援を進めていきたいと考えています。 |
![]() |